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 奥村家とは

“御家元揮毫の「軸装」や「風炉先屏風」を中心に
紙の茶道具制作を業とする職家”


奥村吉兵衛

■ 表具とは? ■
表具とは絵画や書などを裂地や布、紙などを使って保存、喚鐘のために掛軸、巻物、額装などに装飾し仕立てることを【表具】または【表装】という。
屏風・衝立・襖などの仕立てから修理など、紙を取扱う仕事全般も含む。
また表装を業としている人を、【表具師】または【経師】古くは【表補絵師】と称す。
古くは仏教の伝来とともに中国より伝わり、芸術や宗教が盛んであった京都を中心として発展。
その歴史は奈良時代や平安時代から始まり、仏教が盛んだったこの時代は、教本を巻物に仕立てたり仏画や書を飾るための仕事が主だったと伝えられている。
※また表装を業としている人を【表具師】または【経師】古くは【表補絵師】と呼ばれている。

=目次=



村家 ◆


奥村家

▼ 奥村家 ▼
【奥村家】の遠祖は[近江国/谷の庄]の『江州/佐々木家』の血を引く武士であったとされ名は『[初代祖父]奥村三郎定道(生没享年不詳)』といい[近江国浅井郡]の小谷城城主『浅井家』に仕えていたとされる。

しかし、『浅井家』は天正元年(1573年)八月の「小谷城の戦」にておいて敗戦し滅亡したため『[初代祖父]奥村三郎定道(生没享年不詳)』は浪人となる。

『[初代祖父]奥村三郎定道(生没享年不詳)』の息子である『[初代父]奥村源六郎定次(生没享年不詳)』の長男『[初代兄]奥村源子郎(生没享年不詳)』は『加賀/前田家』に仕え『摂津守定光』と名乗り、「関ヶ原の合戦」で名を上げ『加賀藩士』となる。

そして次男の【奥村家初代/奥村吉右衛門清定(1618-1700)】は武士を捨て、京都へ上洛、[小川通上立売上ル]に住み、母方の家職を継いで【表具師】を業とする。


―[備考]
【奥村家】では『[初代父]奥村源六郎定次(生没享年不詳)』の次男【奥村家初代/奥村吉右衛門清定(1618-1700)】が承応三年(1654年)、三十七歳の時に【表具屋】を開業したこの年が【奥村家】の創業の年とされている。
また現在の地、[釜座/夷川上ル亀屋町]の住まいは明治時代の【奥村家九代/奥村吉兵衛(1841-1908)】になってからである。

【奥村家】では『表千家六代/覚々斎原叟宗左(1678-1730)』の頃より表千家の御用を務めることとなる

【奥村家二代/奥村吉兵衛(1643-1719)】は『表千家六代/覚々斎原叟宗左(1678-1730)』の取りなしにより『紀州徳川家』の御用達となり、【奥村家】の基礎を作るがその後数代に渡り男子が夭折し、跡取りには恵まれず、代々婿養子を郷里の[北近江]より迎える事となる。

【奥村家六代/奥村吉兵衛(1780-1848)】は【奥村家】の功績をまとめるために調査を重ね、家系図はもちろん、歴代の表具作成の記録などを文書化。

【奥村家八代/奥村吉兵衛(1804-1867)】は歴代の中でも最も名手といわれる一方、国学、儒学に通じ、尊皇攘夷派の学者や志士と深く交わりを持つ。

その後、明治維新後の文明開化により『茶道』が衰退、他の【職家】と共に【奥村家】は大きなダメージを受けることとなるが【奥村家九代/奥村吉兵衛(1841-1908)】はこの困難な時代に名跡を継ぎ、【奥村家】の建て直しに成功、現在に至る。

―[備考]
【奥村家】では掛物のほか風炉先屏風、紙釜敷、折据などの制作や襖、障子などの建具類も手掛けている。

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方録 ◆


方録

▼ 南方録 ▼
『[商人]南坊宗啓(生没享年不詳)』による聞書『南方録』に下記の『千家開祖/抛筌斎千宗易(利休)(1522-1591)』の言葉がる。
またその中で『千家開祖/抛筌斎千宗易(利休)(1522-1591)』は茶道具の中で【掛物】が最も重要であることを説いている。

■ 南方録 ■
「掛物ほど第一の道具はなし、客、亭主ともに茶の湯三昧の一心得道のものなり。
墨蹟を第一とす。その文句の心をうやまい、筆者、道人、祖師の徳を賞玩するなり。」

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具様式 ◆


具様式

▼表具様式 ▼
表具師の仕事は本紙の文言や用途からそれに合う裂を選ぶことに始まる。
また表具にも下記表の様に【真】【行】【草】がある。

名 称
解 説
~ひょうほえひょうぐ~
幢褙表具
仏画や頂相(禅宗の高僧の肖像)の仕立て
幢褙表具
歌切や懐紙、色紙などを仕立てる
輪褙表具
墨蹟や茶人の書画などを仕立てる

茶の湯の掛物は「輪褙表具」が一般的で別名「茶掛表具」ともいわれる。
この様式は幢褙表具より柱(中廻しの左右の部分)が狭いという特徴がある。

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代一覧 ◆


代一覧

▼ 歴代一覧 ▼

歴 代 和伝.com
     奥村家 初代
― 奥村 吉兵衛清定 ―
元和四年(1618年) ― 元禄十三年(1700年) 九月 / 八十三歳   
解 説
ページ
     奥村家 二代
― 奥村 吉兵衛 ―
寛永二十年(1643年) ― 享保四年(1719年) 十月 / 七十七歳   
解 説
ページ
     奥村家 三代
― 奥村 吉兵衛 ―
寛文八年(1668年) ― 寛保三年(1743年) 三月 / 七十六歳   
解 説
ページ
     奥村家 四代
― 奥村 吉五郎 ―
元文二年((1737年) ― 天明元年(1781年) / 四十五歳   
解 説
ページ
     奥村家 五代
― 奥村 吉兵衛 ―
宝暦五年(1755年) ― 文政八年(1825年) 八月 / 七十一歳   
解 説
ページ
     奥村家 六代
― 奥村 吉兵衛 ―
安永九年(1780年) ― 嘉永元年(1848年) 八月 / 六十九歳   
解 説
ページ
     奥村家 七代
― 奥村 吉次郎 ―
寛政七年(1795年) ― 天保八年(1837年) 九月 / 四十三歳   
解 説
ページ
     奥村家 八代
― 奥村 吉兵衛 ―
文化元年(1804年) ― 慶応三年(1867年) 七月 / 六十四歳   
解 説
ページ
     奥村家 九代
― 奥村 吉兵衛 ―
天保十二年(1841年) ― 明治四十一年(1908年) 十一月 / 六十八歳   
解 説
ページ
     奥村家 十代
― 奥村 吉次郎 ―
明治二年(1869年) ― 昭和十九年(1944年) 十月 / 七十六歳   
解 説
ページ
     奥村家 十一代
― 奥村 吉兵衛 ―
明治三十四年(1901年) ― 昭和六十二年(1987年) / 八十七歳   
解 説
ページ
     奥村家 十二代
― 奥村 吉兵衛 ―
昭和九年(1934年) ― 00年(0000年) / 00歳   
解 説
ページ

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語解説 ◆


■ 用語解説 ■
==

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