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 黒田家とは

“江戸時代より四百年、千家にお納めする
柄杓、茶杓の下削り、花入などの竹細工を業とする職家”


黒田正玄

■ 竹細工とは? ■
材料である竹を加工したり、編み込んで細工をしたり竹細工を生業とする。
竹細工師の一番大事な仕事に良質の竹の選別がある。
竹の寿命はおよそ十二~十三年であるが採りだすのは生えてから四~五年の経った竹を選ぶ。
良質の竹は生息地の場所・気温・地質・地形などを総合判断する。とりわけ近場に川があるかが重要になる。
地中に水分が多いと竹は柔らかく育ち柔らかすぎる場合もあり逆に水分の多い日陰は地質が肥えており変わった面白い竹が育つ。
そのように竹の持つ特性を最大限に生かす茶杓や花入では竹林に生息する段階で竹の選別がそのままの道具の出来につながる。
※毎年十月中旬頃になると竹の地下茎から翌春の新しい筍をはやすために水分が地下に下りて虫がつきにくくなる時を待って竹林の竹を採りだす。

=目次=



田家 ◆


田家

▼ 黒田家 ▼
【黒田家初代/黒田正玄(1578-1653)】は、武士である『[大名]丹羽長重(1571-1637)』に仕えていたという。

しかし関ヶ原の戦いにおいて『[大名]丹羽長重(1571-1637)』は西軍に付き改易、【黒田家初代/黒田正玄(1578-1653)】は浪人となったために剃髪して[大津]に移り住み、【竹細工職人】となった。
その後、評判の【竹細工師】となった【黒田家初代/黒田正玄(1578-1653)】は『遠州流創始者/小堀遠州(1579-1647)』からの注文を受け、茶道界・江戸幕府とのつながりを構築する事となる。
「千家」との関係ができたのは【黒田家三代/黒田正玄(1656-1717)】の時代であり『表千家六代/覚々斎原叟宗左(1678-1730)』の御用を勤めた頃からと伝えられており以後明治維新にいたるまで、『三千家』・『将軍家』の御用達【柄杓師】となる。


―[備考]
【黒田家】では【黒田家初代/黒田正玄(1578-1653)】より【黒田家八代/黒田正玄(1809-1869)】までは
【将軍家御用柄杓師】として柄杓を中心とする【竹細工】を業としてきた。
柄杓は茶会の度に新しいものを使うしきたりになっており、また流儀や好みにより形の違いがあり
六十六通り、さらに炉・風炉に分けると約百二十通りにもなるという。

【黒田家十代/黒田正玄(1825-1900)】は【黒田家九代/黒田正玄(1837-1859)】の早世により急遽婿養子となった人物だが、家督相続が明治維新と重なり、庇護者である幕府が崩壊、茶道も衰退する中、家業の保持に苦心。

黒田正玄
その後を継いだ【黒田家十一代/黒田正玄(1869-1911)】も早世、【黒田家十二代/黒田正玄(1936-2017)】は周囲の援助を得ながら、戦中・戦後の困難な時期に家業を支えた。
現在当主となる【黒田家十四代/黒田正玄(1967-)】は平成二十六年(2014年)一月、【黒田家十三代/黒田正玄(1936-2017)】の剃髪により【黒田家】の家督を継承し、【黒田家】初の女性当主となり現在に至っている。


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と茶の湯 ◆


と茶の湯

▼ 竹 ▼
【黒田家】の仕事を支えるのが『竹』である。
竹は非常に種類が多く、日本に自生する代表的な竹に下記の『孟宗竹』『真竹』『淡竹』がある。


名 称
解 説
孟 宗 竹
「筍」として食される一般的な竹
真 竹
『真竹』は古くから日本にあった竹で「筍」を食す時に苦みがあるため『苦竹』とも記す。
硬くも柔らかくもなく細工をするときには最適の竹であり茶道具制作には主に『真竹』を用いる。
淡 竹
『真竹』に似るが硬くやや細い竹であり「筍」の味わいが淡泊なことから『淡竹』と書かれ茶道では茶筌の材料として用いられている。

竹細工師仕事は材料の選別と保存に心を砕き竹が持つ素朴な美しさと材質を活かすことに技術を駆使する。
材料に使われる竹の種類は苦竹で十一月頃に選別し切り出し二ヶ月ほど『油抜き』をおこなう。
【黒田家】では伝統的な技法を守っており、一本一本を炭火であぶり油を布で拭き取り、その後一ヶ月半ほど天日干しし、さらに風通しの良い日陰で数年寝かせ半永久的に生き続ける素材とする。




▼ 竹の茶道具 ▼
『わび茶』を完成させた『[茶人]武野紹鷗(1502-1555)』は竹の茶杓を削り
『千家開祖/抛筌斎千宗易(利休)(1522-1591)』は自ら、
 ・花入 銘「尺八」
 ・竹花入(一重切) 銘「園城寺」(東京国立博物館蔵)
 ・竹花入(二重切)銘「よなが」
等の花入を作り、

 ・茶杓 銘「泪」(徳川美術館蔵)
 ・茶杓 銘「ゆがみ」(財団法人永青文庫所蔵)
などの茶杓も削っている。

茶人・高僧の作った【竹】の茶杓は「金属」や「象牙」の杓をしのぐ価値を持つに至り、その後の茶人たちは『千家開祖/抛筌斎千宗易(利休)(1522-1591)』にならい自ら「竹を切り」、「茶杓を削り」、竹の道具を作っている。

現在においても【竹】と茶の湯との結びつきは多岐にわたり
 ・「竹花入」
 ・「籠花入」
 ・「茶杓」
 ・「籠炭斗」
 ・「釜敷」
 ・「竹蓋置」
 ・「香合」
 ・「水指」
 ・「菓子器」
などがあり

さらに点前道具である
 ・「柄杓」
 ・「茶筅」
などががある。


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代一覧 ◆


代一覧

▼ 歴代一覧 ▼

歴 代 和伝.com
     黒田家 初代
― 黒田 正玄 ―
天正六年(1578年) ― 承応二年(1653年) / 七十六歳   
解 説
ページ
     黒田家 二代
― 黒田 正玄 ―
寛永二年(1625年) ― 貞享四年(1687年) / 六十三歳   
解 説
ページ
     黒田家 三代
― 黒田 正玄 ―
明暦二年(1656年) ― 享保二年(1717年) / 六十二歳   
解 説
ページ
     黒田家 四代
― 黒田 正玄 ―
元禄五年(1692年) ― 享保十六年(1731年) / 四十歳   
解 説
ページ
     黒田家 五代
― 黒田 正玄 ―
宝永五年(1708年) ― 安永七年(1778年) / 七十一歳   
解 説
ページ
     黒田家 六代
― 黒田 正玄 ―
延享四年(1747年) ― 文化十一年(1814年) / 六十八歳   
解 説
ページ
     黒田家 七代
― 黒田 正玄 ―
明和五年(1768年) ― 文政二年(1819年) / 五十二歳   
解 説
ページ
     黒田家 八代
― 黒田 正玄 ―
文化六年(1809年) ― 明治二年(1869年) / 六十一歳   
解 説
ページ
     黒田家 九代
― 黒田 正玄 ―
天保八年(1837年) ― 安政六年(1859年) / 二十三歳   
解 説
ページ
     黒田家 十代
― 黒田 正玄 ―
文政八年(1825年) ― 明治三十三年(1900年) / 七十六歳   
解 説
ページ
     黒田家 十一代
― 黒田 正玄 ―
明治二年(1869年) ― 明治四十四年(1911年) / 四十三歳   
解 説
ページ
十代正玄の次男/十一代正玄の弟   
― 黒田 宗傳 ―
生没享年不詳   
解 説
ページ
     黒田家 十二代
― 黒田 正玄 ―
明治十三年(1880年) ― 昭和四十八年(1973年) / 九十四歳   
解 説
ページ
     黒田家 十三代
― 黒田 正玄 ―
昭和十一年(1936年) ― 平成二十九年(2017年) 七月二十四日 /八十一 歳   
解 説
ページ
     黒田家 十四代
― 黒田 正玄 ―
昭和四十二年(1967年) ― 00年(0000年) / 00歳   
解 説
ページ

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語解説 ◆


■ 用語解説 ■
==

==


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道辞典 ■


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